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ブラックホールとは何?

光も粒子も外に飛び出せない空間がブラックホールです。

 

ブラックホールの大きさは?

ブラックホールの大きさは、ホール内にある物質の量(質量)に比例します。
太陽がそのまま小さくなり、ブラックホールになったときには、ホールの半径は約3kmです。また、地球が小さくなり、ブラックホールになったときには、ホールはピンポン玉の大きさとなります。

 

宇宙にはどんなブラックホールがあるか?

3つの大きさのブラックホールがあります。
大きな星がブラックホールになったもの
約100万個の星が密集している星団の中心にガスが集まってできたブラックホール。
銀河の中心にガスが集まってできたブラックホール。このブラックホールの大きさは、星のブラックホールより1億倍大きなものです。

 

ブラックホールがあると何が起きるか?

ブラックホールの周りのガスが回転している場合には、ガスがブラックホールに吸い込まれる際に、ブラックホールの周囲に回転する円盤がつくられます。この円盤内では激しく回転運動することにより、摩擦熱が発生します。その結果、円盤は熱くなり、円盤から強い光やエネルギーの高い粒子が放出されます。宇宙では、X線の強いX線星、莫大なガンマ線が一気に飛び出すガンマ線バースト、銀河中心からはるか宇宙空間に飛び出すジェットなどは、ブラックホールホール周辺から放出された光や粒子によってつくられました。